バイク買取業者がHPなどで教えてくれている、日々のメンテナンスのコツを紹介してくぜ。
バイク買取業者が教える高額買取のコツ
日々のメンテナンスをしっかり行う
買取の環境は整っているのに、バイク自体の状態が悪いと当然ですが高値で売れません。査定時に、バイクの外装にキズやへこみがないか、エンジンやバッテリーに異常はないかなど、細かくチェックされます。バイクの状態が悪く、高値で売れなくなる前に日々のメンテナンスを大切にしましょう。日頃からこまめな洗車やオイル交換などを行い、バイクの劣化を防ぐことが大切です。また、バイクの保管場所もできるだけ日が当たらない、雨風が防げる場所で管理するように心がけましょう。
洗車
泥だらけのオートバイより、やはり洗車後のピカピカのオートバイのほうが印象は良いです。時間があるようでしたら査定前に洗車しオートバイを綺麗にしてあげましょう。どうせ洗車するなら、黒い部分は黒くし、白い部分は白くするのが一番オートバイを綺麗に見せるコツ!
ステッカー等をたくさん貼っている場合は、剥がすのに傷をつけない程度で剥がした方が高額査定のコツ!
傷やへこみは直さない
割れや傷、凹みはご自身で直さない方がお得です。お客様が直す場合は部品も何も一般価格で購入されると思いますが、当社のようなバイクショップの場合は、作業を行うスタッフも社員ですし、中古パーツも豊富に揃っています。
そして業販価格での仕入が可能ですので、もし直そうかどうかを悩んでいるならご自身では行わず、そのままの状態で一度見積もりをとってみて確認するのも一つの方法です。
査定前に「した方が良いこと」と「してはいけないこと」
バイクの売却を考えているなら、査定前の洗車がお勧めです。汚れたままでより、洗車してキレイにしてあげた方が、査定するスタッフさんが受ける印象が違います。とはいえ、雑に洗車してバイクを傷付けてしまったりしては、本末転倒ですのでほどほどに。
逆に査定前にしてはいけないのは、キズやへこみの修理です。そのまま査定したらマイナス評価になってしまうと思うかもしれませんが、専門的な知識や技術を持たずに作業すると、状態をさらに悪化させてしまう場合が多いのです。だからといって、修理費をかけて専門業者に修理してもらっては、バイクの売却後に手元に残る金額がマイナスされてしまいます。
買取業者は、自社に修理設備を持っていたり、修理業者と提携したりしている場合がほとんどです。キズやへこみがあっても、大抵の場合は問題なく買取ってもらうことができます。これは、エンジンがかからなくなった不動車なども同様です。
もちろん無傷のバイクと比べると査定額が多少マイナスされますが、それでも修理業者に修理を依頼するより、買取業者にそのまま売却してしまった方が、最終的に手元に残る金額は多いはずです。
バイクの査定ポイントとは
業者に買取査定を依頼する際、査定を担当するスタッフはどのような点をチェックしているのか、気になるところではないでしょうか?査定員やバイクによっても多少の違いはありますが、ほぼすべてのケースでチェックされるのは、以下のポイントになります。
エンジンのコンディション
バイクの査定では不動車などの場合は除き、エンジンを始動してのチェックがなされます。その際に確認されるのは、始動性、アイドリングの状態、異音の有無、オイル漏れやガソリン漏れがないかといったポイントになります。その上で、エンジンの外観に錆や腐食がないか、傷や削れた箇所などがないかといった点も確認されます。
ボディに目立つ傷やへこみはないか
バイクという乗り物は転倒してしまうリスクのある乗り物です。また、深刻な事故は起きてきないとしても、いわゆる立ちゴケを起こしてしまうことも珍しくはありません。そうした要因によって、バイクの燃料タンクやカウル類などの外装に、どの程度の傷やへこみ、割れなどのダメージがあるかを確認されます。
足回りの各部の確認
ここで言う足回りとは、前後のタイヤやホイール、サスペンション、ブレーキ、ハンドルの周辺などを指し、さらにはチェーンやスプロケットといった駆動系部品も含まれます。言うまでもなくタイヤは消耗品ですので、山がどの程度減っているかがチェックされます。
ブレーキパッドの残量、チェーンとスプロケットの消耗度合い、サスペンションの作動状態やオイル漏れの有無なども重要項目となります。
フレームの曲がりやゆがみ
事故車の場合はもちろんですが、そうでない場合もフレームの状態というものは必ずチェックされます。確認事項としてメインフレームの曲がりやゆがみはもちろんのこと、ネック部分や接合部にシワや修正痕があるかどうか、穴あけや切断などの加工がされているかなど。加えてハンドルストッパーの損傷度合いや、ステップやスタンドの状態なども確認されます。
バイクを高価買取してもらうために
将来的にバイクを売却する可能性のある方は、バイクの高価買取のために、普段から心がけておくべき事柄があります。可能なかぎり、実践することをお勧めします。
定期的に点検する
タイヤの空気圧が推奨値となっているか、チェーンの張り具合や給油状態は適正か、ブレーキパッドの残量はあるか、オイル交換は適宜行っていかなど。これらのことを定期的に確認しておけばバイクのコンディションを保ったまま使用することができます。
またバイクに不具合が発生しそうな徴候にいち早く気が付くことができ、症状をより悪化させる前に対策を行うこともできます。逆に不具合を抱えたまま走行を続けると、バイクの寿命を縮めることになります。
無茶な改造をしない
バイクのカスタムは楽しいことですが、度を超えた改造を重ねてしまうと、バイク買取にマイナス影響を及ぼすことは知られています。それこそベースとなった車両が何か判別できない程のカスタムは、相応の覚悟が必要です。加えてそうしたカスタムは、バイクの寿命を縮めてしまう可能性も高くなってしまいます。バイクのカスタムの際は、専門家の意見を仰ぐことが賢明です。
日頃から丁寧な運転を心がける
急発進、急ブレーキ、急加速といった「急」のつく動作は交通安全の観点からも避けるべき行為ですが、同時にバイクの寿命を縮めてしまうことにもつながります。言うまでもなくそうした行為は、エンジンやトランスミッション、サスペンション、ブレーキ廻りなどに負荷をかけることになります。
もちろん直ぐに故障したりはしないでしょうが、細かなダメージが蓄積していき、将来的なバイクのコンディションに影響していきます。
室内で保管する
バイクのパーツの多くは金属類で出来ており、雨や湿気などの影響で錆などが発生しやすくなります。また海が近いエリアの場合は潮風の影響も然り。さらには車体の塗装や樹脂製パーツ、タイヤのゴムなどは紫外線の影響もあります。室内保管できるのであれば室内で、難しい場合はバイクカバーをかけ、雨後には一旦カバーを外して湿気を逃がすといったケアが求められます。
鬼車整備長のなんでも相談室
事故や転倒は特に申告しなくてもいい?
日ごろの洗車やメンテナンスの大切というのは知っていたけど、キズやへこみは修理しない方が良いというのはちょっと意外だったな。確かに知識や技術がないのに、キズをリペアしたり、へこみを直したりするのは逆に、悪目立ちさせてしまうものな。昔、自分でキズを目立たなくしようとして失敗したのを思い出したよ(笑)
ふと疑問に思ったんだけど、査定に出したバイクが、過去に事故で破損して、修理を行っていた場合、査定時に申告する必要があるのかな? 目立った損傷がないなら特に言わなくてもオッケーな気もするんだけど……。
プロの目はごまかせないぜ
買取業者に誠意をもって査定してほしいなら、バイクを売る側にも誠実さは必要だな。もちろん修理した箇所や事故歴・転倒歴は、なるべく正確に伝えた方がいい。
相手もプロだし、下手なごまかしやウソはすぐに見抜かれてしまうぜ?不誠実な人間より、誠実な人間の方が、印象がいいのは間違いない。
バイクを愛する者同士、正々堂々と気持ちのいい取引をしようじゃないか。それに愛車を手放す最後の思い出は、スッキリしたものがよいだろう?